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これが1枚目。 1000円ちょっとの値段でした。 |
ぐだぐだも様になるのがビートルズ
[ sweet apple trax 1.2. ] 2枚のブートレグ LP
この間『浜松CD & レコードショウ』で買ってきた2枚のブートレグLP。
これは多分映画『 Let it be 』撮影時に何時間かカメラを回して、ビートルズメンバーたちのジャムというかセッションというか、だらだらというか、遊んでるというか、ビートルズ正規リリース音源と比べると、ただのぐだぐだで、これを商品として売るわけにはいかねー、というクオリティなのだが、そんな音源があることは、昔から知っていて、聞きたいなー、とか欲しいなー、と思っていたので、これだよな、と現場で手が伸びたし、すぐに買おうと決めたのだった。
これらの音源は、欲しかったとしても、パソコン、ネットが一般的になる以前は、新品ブートレグを探せば結構な値段だったろうし、中古でいいか、と中古レコード店を見て回っても出会えるものでもないように思えた。
また、どちらかと言えば、ビートルズよりもストーンズだったので、それほどまでに欲しかったということでもなかった。
これからはCD時代なのだ、という新しい時代が来るらしかったときに、ビートルズのLPレコードは、ブートレグも含めて、ほとんど売ってしまって、その後また買っているのだった。
惜しいことをした。
持っていれば価値が出る、なんてことはないのだが、買い戻すのも手間がかかるし、輸入盤とかででていた盤とか、個人的に売ってしまってもったいなかったなあ、と今でも思っている。
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これが2枚目。 中はレコードのみ。 |
今回購入したこの2枚の盤なのだが、ジャケットがなんだか新しいっぽい。
多分、ブートレグメーカーの人たちはがんばって、こんなのを作っては金儲けをし続けているのだと思う。
そんな新しいブートレグ盤はCDでだと思うが、アマゾンで[ ビートルズ CD ] とかで検索すると出てきて、購入することができる。
この2枚の LP 盤の一部かなあ? も『レット・イット・ビー・セッション』とか言う名前でCDであるのがそうなのかなあ? と思う。よく調べてないんだけれど。
また、この2枚のLP音源も、ユーチューブで聴くことができるし、更にこの頃録ったんじゃないかなあ? と思われる音源もユーチューブ動画で耳にすることができる。
かなりいくつも出ている。
以前、ネットが一般化する以前は、そんな音源も、レアだよね、価値あるよね、と思えたのだが、こんなぐだぐだなものが何時間も続くと、いいかげんにしろよビートルズ、という気持ちにもなるのだが、さすがビートルズなので、ぐだぐだでさえ、それなりのキレがある。
すごいミュージシャンというのはそうなのだと思う。
発表されたレコード録音だけすごいというということはなかったのだ。
それでも、ストーンズのブートレグなど相当な好みなのだが、ブートレグといえども、これは聞けるとか、正規リリースよりすげーとか、ダメだこりゃ、聞けねー、というものもあるのがおもしろいところである。
おもしろいとして、以前は、これはどうかなあ? とか買って聞いてみるまでほとんど情報はなく、あっても、インチキ盤も存在しているし、わからないということがあって、いい盤の価値というのは、そんなこともあって高かった。
が、今どうだろう?
見たかったり、聞きたかったりすれば、いつでも有名ミュージシャンの演奏やらインタビューやら映画やらなんやらと接することができる。
ビートルズだって、今の連中で、毎晩ユーチューブで配信してるよなあ、いつでも見られるから、聞けるから、ってことになると、そんなにレコードと言うかCDというか、創作物は売れただろうか? 価値ある音楽グループでいられただろうか? と思う。
今だと、ああ、あれおもしろいし才能あるんだろうけど、飽きちゃうね、何考えてやってるか丸わかりだし、なんてことを言われてしまいそうである。
なので、TVにしても薄い人たちを、若さやセクシーさや、テキトーさで売り、子どもたちを騙して商売して行くってスタイルにならざるを得ないんじゃないかと思う。
超ものすごい演歌のテクニシャンって人がいても今需要もないだろう。
今まだ、ビートルズのレコードなんか買っちゃうのだが、そのミュージシャンが好き、その音が聞きたい、ということは、マスメデイアの思惑と関係なく、価値を感じて耳にする人たちそれぞれが追っていくものになっていくんだろうなあ、と思う。
音楽はネットにあふれてる。
今回、ユーチューブで聞ける音源を、LPレコード2枚で買ったのだが、やはり手元に音源を聴ける物として、LPレコードという大きさの物で、持っている、手元にある、ということになると、そのことに対する意識は当然強いので、いいもの、好きな音源のその物は、ココロの栄養になるんじゃないかと思っている。
ネットでいつでも聞けるからいいや、で済ませられる人もいるだろうけれど、モノで持ってると、やはり気分は違うな。
といって、ばかすかとレコードを買う気にもならないのだが。