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2023年2月12日日曜日

鮎川誠さんのご冥福をお祈りします





学生時代に下宿していた街のジャスコの地下の
レコード売り場で見つけて買った『涙のハイウェイ』。
その頃、シーナ&ロケットのエルボン・レコードから出した盤が
東京で高値で売られてるということだったが、これは定価で買えた。
すげーロックなシングルレコードである。

 










ロックだったのは音だけじゃなかった

鮎川誠さん死去に関して










2023年1月29日に日本の有名なロックギタリスト鮎川誠さんが亡くなられた。

ご冥福をお祈りします。





ユーチューブチャンネル、ロックおはらで、そのことについてとりとめなく話した動画を上げましたが、このブログでも、書いておこうと思う。




鮎川誠さんが自分にとってどんな人だったかと言うと、鮎川さんのデビュー期頃が、自分がロックに息づいた頃で、それはローリング・ストーンズ好きってことでもあったんだけれど、ストーンズはアメリカにいて、情報的に入ってくるものが少なかったし、なにやってんだろう? みたいにわからなくなっていた頃も多かったし、日本で、洋楽ロックに関してのメディアもそんなになかった。


MTV がポピュラーになって、ベスト・ヒットUSA なんてテレビ番組もあったけれど、ストーンズやパンクロッカーやブルースや、黒人音楽や、自分の好みに合ったものがいつも出てくるなんてことはなかった。


それで、ギター雑誌、ロック情報と言うことで、PLAYER や YOUNG GUITAR なんかも見ていたのだが、洋楽ロックに関してうまく、自分の言葉で話していたりする(インタビュー記事などで)のは、やはり日本人のロックミュージシャンだよなあ、とか思い始めて、そんな雑誌を愛読し、メディアに登場することもある鮎川誠さんからロックなものを吸収すべく、機会あるごとに、読んだり、見たりするのが常になっていった。










『ピンナップ・ベイビー・ブルース』はCMで使われた曲だったと思う。
詩が糸井重里氏。
阿久悠さんの歌詞の曲もシーナ&ロケットにはある。
個人的にはやはり、日本の偉大なロック作詞家芝山俊之(菊)氏の曲で
ヒットを狙ってほしいと思っていたのだった。









鮎川誠さんは、出す音でやられ、見かけでやられ、言葉でやられた。


鮎川誠さんは、本や雑誌、ラジオやテレビ映像で、接するたびにロックエネルギーを感じて、自分のロック好きな気持やロックな頭の、優れた栄養分だった。


そしてもちろん、自分と鮎川誠さんとは大きく違うので、その違いのことも考えながら、20代を過ごしていくことになった。










豊橋のレコード店で買った『#1』。
フツーに売ってたな。
愛聴盤である。













かっこよすぎるのだ、鮎川誠氏は。



TVCM、映画にも出て、だが、それでいて、超人気のロックンローラーだったかと言うと、どうも、そうではなかったんじゃないか? と思う。


日本のロック好きな人達の数が少ないのだ。


もちろんロック好きの人の中では、日本のロッカーで好きな人の上位に入るような気がするけれど、 TVに出てるからと言って、めちゃくちゃ人気になってたと言うことはないように思う。


そうなっていくのかなあ、なんて見ていて思ったけれど、シーナ&ロケットのジャニーズタレントとの番組やら、芸能事務所が大きいので、自分なんかが見たくなくてもテレビやらなにやら出てくるようなロック好きのタレントとなにかしても、超ブレイク、なんてこともなかったように思う。


それは残念なことだとは思うけれど、そうなったら違う人だよなあ、とか思っていた。


悪魔に魂を売り渡したブルースマンは有名だけれど、悪魔に魂を売り渡してロックの抜け殻のロックンローラーに魅力はないだろう。










『真空パック』はリリースされてすぐ買った。
売るためにはYMOと組む必要があったんだなあ、とか思った。
エルビス・コステロも、コンピューター会社で働いていた、という評判で、
メガネかけてネクタイしていたので、プログラマーやらなにか
知識を生かしたインテリジェンスな仕事をしていて、
賢いひとなんだろうなあ、とか思っていた。
実際のところはよくわからないのだが。
ロックンロールやブルースやパンクとテクノの融合ってどんな音?
みたいなつかみを狙ったんだと思う。









鮎川誠さんのことで、書き足りないこと、思っていたことはまだまだある。


それでもこのブログ文が長かったり、整理がつかないとりとめないことばかりで、読まのも大変だと行けないので、今回これまでにします。






ロッキンf って雑誌だったかなあ? にロックと革ジャンのことで記事があって、そこで鮎川誠さんのコメントは『その日一日を後悔しないために革ジャンを着る』とかだった。




かっこいい !


ロックだね。





音楽、ギター、見た目、博多弁、いうことすべてがロックだったなあ、鮎川誠さんは。


味噌汁好きじゃけん、とか言ってもロックを感じさせる人だったと思う。


味噌汁が好きだったかどうか知らないが。


うーん。


食べ物で言えば、やっぱり明太子とかになるんだろうけれど。












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