2020年に食べた恵方巻2本。 遠鉄ストアのもの。 |
2020年の方角は西南西
今年もおいしくいただきました
2020年2月3日、今年も恵方巻きの夜が我が家にやってきました。
ここ数年、節分の日、その夜に恵方巻を食べるものということに、ある年から突然なってしまったものだから、これは食べないとさみしい、となってしまった。
それでも、私としては、食べなければ食べなくてもいいのだが、遠鉄ストア好きの兄が買ってくるのである。
我が家で2/3に恵方巻きを食べるようになったというのも、兄が節分の夜に恵方巻きを買い込んで持ってきたのが始まりだった。
もちろん遠鉄ストアの恵方巻きだった。
例年のように、恵方巻きの食品ロスのことが話題になる。
なぜ、ある年から突然、これまでもそうだったような感じで恵方巻きを食べなくてはいけなくなったのか、を言うことよりも、このときにこんなに豪華な寿司系の巻物を食べられるのはラッキーなのではないか、という思いが、多分全国各地、日本に住む寿司好き消費者に広がってしまったことを言う方がいいような気がする。
未だに、2月14日バレンタインデーも、必要なのか? とか言うことがあると思う。
しかし、バレンタインデーというのは、基本女性から男性にということや、すぐに食べなくてもいい、日持ちするチョコレートの消費になることや、職場などでの義理チョコとかのことで、年とともに、穏やかなイベントになってきてやしないか、という印象が私にはある。
同じく、恵方巻きも、食品ロスの問題で、イベントとしてまろやかになったんじゃない? みたいな印象はある。
あるものの、やはり、ここで、この時期に、あえて、寿司系巻物をガッツリと食べられるのはいいよね、という空気感は変わらず残って、起源はとにかく、それは食べたい、という思いは強く、この先も、この日に恵方巻きを食べるということはつづいていくと思っている。
日によってたべるものには、土用の丑の日というのがうなぎ絡みで年に2回あるのだが、うなぎの値段が庶民感覚からどんどん離れていってしまっていくので、年を重ねるにつれて、そんな日もあったなあ、なんてスーパーなどに行って、思い出す日に変わってしまった印象がある。
土用の丑の日オワコンじゃね?
などと SNS でつぶやかれそうである。
バレンタインデーは、チョコ女性から男性に愛の告白OKな日ということで、そんなのありなんだ、という驚きとともに広まったと思う。
それほどにチョコが食べたかったのではないんじゃないかと思う。
が、恵方巻きは、寿司系巻物。
みんな好きである。
男も女もない。
なぜか2月の初めに、誕生日やら盆と正月が追加されてしまった感がある。
なので、あっという間に定着してしまったのではないだろうか? と私は見ている。
2020年の方角は西南西だった。
その年のラッキーな方角を向いて食べるのがいい、というのが恵方巻きの決まりごとだ。
恵方巻きを食べ始めて、結構な年が過ぎていってしまっている。
その年の方角を向かず、恵方巻きも食べなかったとすると、どんな年になったんだろう?
ということももう確かめようもない。
2月に口にする恵方巻きのあの感覚だけは記憶にしっかり残るのである。
やっぱマグロがいい、なんて思い出すね。
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